映画「私はマリア・カラス」 [映画]

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映画「私はマリア。カラス」を見ました。
ラッキーなことに、私は1973年、マリア。カラスの日本での最初で最後のコンサートを聞くことができました。この3年後に彼女は心臓発作のため、パリの自宅で亡くなりました。53才でした。残念ながら、オペラでの彼女のステージは見たことがありません。
しかしながら、深紅のイブニングドレスで舞台に登場したカラスの存在感とエレガントな立ち居振る舞いに圧倒されました。そして、固唾を飲んで待っていた、この日の第一声は、今でも私の耳の記憶にインプットされています。彼女の声は、ドラマそのものでした。もちろん、カラスの声なのですが、それぞれのオペラのヒロインの人物像や、感情が、聞き手に迫ってくるのです。
数多くの録音」を残したカラスですが、私の中では、彼女の生の声は圧倒的に支配しています。
彼女のファンであった、フランスの名バリトン、ジェラール・スゼーは、言いました。
「スコアーを見ながらカラスの演奏を聴いてごらん!彼女ほど、楽譜に忠実に演奏している歌い手はいないよ!Piano やForteはもちろん、クレシェンドやデクレシェンドの始まりも終わりも作曲家が意図した通りに歌っている。見習わなければ!」ほんとうにその通りです。
皆様も試してみてください。  Kiki


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